2014年1月31日金曜日

支える会メルマガ第92号


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◇□下関労働教育センターを支える会・メールマガジン□◇
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◇□      「海峡からの風」電脳版      □◇
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◇□    第92号2014年01月31日    □◇
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【はじめに】
 こんな時期ですが、本年もよろしくお願いします。
 センターの年始は静かに始まりました。林神父の胸の音が静かで無いとのこと、心配です。
 15年間の存続が決まったセンターですが、少なくとも15年間、快適に、充実した活動を行って行く為に、設備面を改築する計画をこの1年かけて立てたいと思っています。ぜひ、ご意見をお寄せください。

【センター行事・講座】
□中国語講座 2月4,18,25(火)

■nikiのボーカル講座 2月5,19(水)6,13,20,27(木)

十日会 2月10(月)

■研光会 2月14(金)

□むらさきつゆくさの会 2月15(土)

■センター聖書 2月19(水)

□アレンジメント 2月26(水) 13:00-

■第85回木曜ホームシアター 2月27(木)  13:30-,19:00-
参加費300円

●○会議・定例会利用その他○●
海」印刷 2月2日
支える会世話人会 2月2日
韓国シスター来関 2月8日
抱樸館評議会 2月13日
10フィート 2月25日

★☆★関連行事・行動★☆★
「祝の島」上映会@宇部
2月1日(土) 13:30-
宇部市シルバーふれあいセンター2Fホール
前売800円(当日999円) 中高大生500円
080-2296-1953、ohayo-noen@docomo.ne.jp
主催:「祝の島」を観る会うべ
「祝の島」上映会@山口
2月15日(日) 10:30- 16:00-
山口県立美術館講座室
前売1000円、大学生以下800円(当日各200円up)
問合せ 西京シネクラブ083-928-2688

伊方原発再稼動によって瀬戸内の海はどうなる?ー福島沖の海洋汚染に学ぶ
講演:湯浅一郎さん(NPO法人ピースデポ代表、環瀬戸内海会議顧問)
「福島の海洋汚染は?瀬戸内の放射能汚染の危険性」
2月1日(土) 17:30~20:00
まちづくり市民交流プラザ・マルチメディアスタジオ(広島市中区袋町6-36袋町小学校となり)
参加費:1000円
共催:伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島/上関原発止めよう!広島ネットワーク/森と水と土を考える会/ピースリンク広島・呉・岩国
(連絡先 090-3373-5083 新田秀樹)

瀬戸石ダム撤去を求める住民大集会
2月1日(土)午後2時(開場:午後1時30分)
八代市厚生会館大ホール
参加費:500円(資料代)
主催:「瀬戸石ダム撤去を求める住民大集会」実行委員会
問合先:(八代)0965-32-7140 つる詳子(坂本)090-7297-2720 上村雄一(人吉)090-2859-5520 本村令斗

読売新聞第41回医療功労賞受賞記念
エチオピアでの体験から~シスター小田美津江の帰国報告会~
2月8日(土) 13:30-15:30
広島カトリック会館(広島市中区幟町 世界平和記念聖堂となり)
参加無料 活動支援にご協力頂ければ幸いです
主催:JCNA日本カトリック看護協会広島支部

長生炭坑水没事故72周年犠牲者追悼集会
 &新井英一コンサート
2月8日(土)
追悼式 11:00- 床波追悼ひろば
コンサート 14:00- ヒストリア宇部
参加費 コンサート999円
問合せ 緑橋教会0836-21-8003

社会教説学習会 林尚志神父指導
2月9日(日) 細江カトリック教会 9:00-

田中優さん講演会
「未来を担う子どもたちのために」~原発とエネルギーを考える~
2月9日(日) 14:00-16:30
山口市小郡ふれあいセンター体育館
500円(大学生以下無料)
問合せ 福島~山口いのちの会(083-972-8848畑山)

「建国記念の日」に反対する下関市民集会
戦争する国へまっしぐら・・・どうなる2014年
2月11日(火・祝) 14:00-
下関市勤労福祉会館(3F研修室)
話す人 小武 正孝(こたけまさのり)さん(浄土真宗本願寺派 西善寺住職・念仏者九条の会事務局長)
会場費 300円
主催:2014年2.11「建国記念の日」に反対する下関市民集会実行委員会
連絡先 090-7139-9396(山下)

崔 昌 華記念北九州人権集会
信教の自由を考える「2.11集会」のご案内
2月11日(火・休)午後2時~4時半
「壊憲と脅かされる人権」
  ―戦後,最も危険な曲がり角に立って― 
講師:田中伸尚(のぶまさ)さん(ノンフィクション作家)
小倉カトリック教会  ℡ 093-921-0093 北九州市小倉北区香春口1-3-1
主催:崔昌華記念北九州人権集会実行委員会(連絡先090-2516-5169朱)
  :日本基督教団九州教区北九州地区ヤスクニ・人権委員会(連絡先093-771-4329茶屋)

九州玄海訴訟東区原告の会学習会「上関原発新設に反対する祝島のたたかい」
2月15日(土)14:00~(13:30会場)
福岡市立東市民センター2F研修室
報告者:堀弁護士、田上弁護士、八木弁護士
※祝島の原発反対のたたかい、汚染水問題、玄海訴訟の現状報告

市民発電の先駆者中川修治さんの講演会
2月22日(土) 14:00-
山口県政資料館(山口県庁隣り)
参加費 500円(資料:予価)
問合せ 070-5308-7361藤井

平和アピール1981―教皇ヨハネ・パウロ2世来日記念平和行事―
フクシマは今~放射能汚染との戦い
2月23日(日) 9:30-15:00
カトリック長府教会
講師:狩浦正義神父(福島県南相馬市 カトリック原町教会・カリタスジャパン原町ベース)
日程:9:30-ミサ 10:30-受付 10:50-狩浦神父講話 12:20-昼食
   13:10-分科会 14:30-全体会 15:00終了
無料 弁当斡旋600円
申込 カトリック長府教会(FAX 083-250-5151) 2月16日厳守
主催 山口島根カトリック正義と平和協議会

● 上関原発を建てさせない山口県民集会●
3月8日(土) 10:00-15:00
維新百年記念公園 ちょるる広場
第1部:10:00- スピーチ(鎌田慧、アーサー・ビナード)
第2部:12:00- マルシェ(音楽、おはなし、地球にやさしいお店)
主催:上関原発を建てさせない山口県民集会実行委員会
連絡先:草地大作 0835-22-1275 hofuch@royal.ocn.ne.jp

● さよなら原発!福岡集会<3.11(三周年)>●
集会日時:3月9日(日)午後2時から
場所:福岡市須崎公園 福岡市中央区天神5-8
デモ:午後3時から天神周辺と九電前
主催: さよなら原発!福岡集会実行委員会
連絡先:原発とめよう!九電本店前ひろば(080-6420-6211・青柳)

マサイの戦士 いのちのメッセージ(仮)
3月22日(土) 14:00-
ヒストリア宇部イベントホール(山口県宇部市新天町一丁目1番1号)
前売1500円、当日2000円、中高生500円
出演:ジャクソン・オレナレイヨ・セイヨ(マサイの戦士)、永松真紀(ジャクソンさんの妻)、早川千晶、大西匡哉

【編集後記】
 シゲタロウ知事が辞任を表明した。就任前からの病は既に職務の遂行を許さなかったが、後継者の準備が整うのを必死で待っていた感が否めない。東京都知事選は候補者でも無いのに、反原発に豹変した小泉元首相が「主役」みたいですが、山口県知事選は反原発などを掲げて前回闘った御仁は山口ごとき「田舎」に構っているヒマは無いのでしょう、撤退。東京同様反原発に前回から豹変した方が立候補されるようですが、いとも容易く豹変する方は、いとも容易く裏切る、そんなことはないのでしょうか。ましてや過去の行動は東京の「元軍人さん」と重なっている方です。
 辺野古のこと、原発のこと、原発輸出のこと、教科書のこと、ソマリア・インドなどへの円借款のこと、ブツブツ言いたい事は山の様にありますが、現在メルマガ以外にも印刷版「海峡からの風」、「海」、子どもの用事、仕事の用事が重なっており、愚痴をこぼすヒマもありませんので、この辺りで・・・(KO)
 
2014年1月18日土曜日

正平協 原発に関するアンケートのおねがい

こんにちは
日本カトリック正義と平和協議会です。

***jp***jp***jp***jp***(転送・転載大歓迎)***jp***jp***jp***jp***

正義と平和協議会 原発に関するアンケートのおねがい

 2011年秋、日本カトリック司教団は脱原発メッセージを発表しました。あれから3年が経とうとしています。みなさまのなかには、あの脱原発メッセージに応え、具体的な活動を始めたり、なにか活動したいと考えて模索している方々が、きっと、たくさんおられるのではないでしょうか。

 そこで、正義と平和協議会では、そうした人たちを繋ぐ、「脱原発ネットワーク」(仮名)を立ち上げようと考えています。それに先立ち、みなさまにアンケートをお願いすることにしました。

 *ネットワークは広く呼び掛けるもので、アンケートの回答も、かならずしもカトリック信徒である必要はありません。

ご回答は  FAXまたはE-mail にて、1月27日(月)までにご返送ください。

Fax: 03-5632-7920  
E-mail:  jccjp@cbcj.catholic.jp

以上、よろしくお願いいたします。

実施:日本カトリック正義と平和協議会事務局
   Tel. 03-5632-4444


****原発反対 アンケート***以下を正義と平和協議会事務局にご返送ください。

1.自分は ・原発推進派である・脱原発派である ・どちらでもない  
理由:


*以下の質問は脱原発派とお応えになった方のみで結構です

2. 脱原発に関して、これまでどんなことをされましたか(複数回答可)

・デモに参加した
・カトリック教会、正義と平和協議会主催の勉強会に参加した
・そのほかの主催の勉強会に参加した
・脱原発の署名活動に署名したことがある
・脱原発の署名活動を集めたことがある
・政府に脱原発をすすめるパブリックコメントを送った
・脱原発関係のNGO、NPO に参加している
 参加団体:
・脱原発のNGO、NPO にカンパを送った
・特に何もしていない
・その他


3. 日本司教団の発表した脱原発司教団メッセージは

・友人に配った
・読んでいる
・知っているが読んだことはない
・知らなかった

4. メッセージの内容には 

・おおいに賛成する
・概ね賛成である
・問題を感じる
・特になにも思わない


5. 今後脱原発に関してカトリック信徒のネットワークがあったら
・参加してみたい
・参加はしないが見守りたい
・カトリック教会でするべきことではない
・関心はない


* 5. で<参加してみたい>とお答えになった方におたずねします

6. どのような参加形態を望まれますか(複数回答可)

・さまざまな脱原発活動の情報を得たい
・自分の参加している活動をみんなに知らせたい
・自分の脱原発活動や意見について、ニュースレターに記事を書いてみたい
・ニュースレターを編集したい
・署名集め、ニュースレターの発送などをやってみたい
・その他 具体的に教えて下さい:


よろしければ、お名前とご連絡先(E-mail または電話番号)を教えて下さい。
<のちほどご連絡する場合があります>

名前:
連絡先:


‥ご協力ありがとうございました。

日本カトリック正義と平和協議会事務局
Tel. 03-5632-4444

締め切り:1月27日(月)

PDFが必要な場合にはこちらからダウンロードできます。
http://www.jccjp.org/jccjp/ML_files/2014.1.16%20anti%20nuc.pdf

2014年1月17日金曜日

沖縄米軍基地反対 オバマ大統領宛ハガキプロジェクト

詳しい内容がわかりましたので、内容を書き換えました。(1/20)

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オール沖縄署名運動 平和な沖縄を望む市民の会
一万枚葉書キャンペーンに参加しよう!

アメリカのやり方で沖縄の将来を獲得!

米国では国民が直接に政治活動に葉書、電話、メールなどを通して参加します。
米国では法案や政策案などに対して国民から賛同/反対の電話とか手紙とか、署名の人数は何名だったとかを必ず聞きます。「反対が多かった」とか「賛成が多かった」とかを必ず発表します。大統領の政策は人数によって影響されます。これは米国のやり方です。
1万枚の葉書を送ろう!是非参加してください。

個人の署名が大切です。 署名は漢字でけっこうです。

第1期間 2014年1月5日(日)~31日(金)
 
主催:  平和な沖縄を望む市民の会
協賛: 沖縄人権協会
沖縄キリスト教協議会 
沖縄県憲法普及協議会
大学人九条の会沖縄
沖縄諸宗教九条ネットワーク
基地・軍隊を許さない行動する女たちの会 
沖縄キリスト教平和研究所
宗教法人沖縄長谷寺
宗教法人首里盛光寺
宗教法人カトリック那覇教区司

やりかた
① 個人で送る場合:70円切手を貼って投函ください。

②グループの場合
葉書にサインしたら、切手を貼らないで、世話役に渡してください。
グループで何枚でも構いません。本部でまとめ、郵便局の特殊の
封筒で航空便で直接に大統領へ送ります。

問い合わせ:ラサール・パーソンズ神父(カプチン・フランシスコ修道会)
TEL: 070-5812-4594 (ラサールまで) 
メール: fiokinawa@aol.co

ハガキのプリントアウトはこちらから。
http://www.jccjp.org/jccjp/ML_files/2014.1.17%20obama%20pcp.pdf 


ハガキの内容

葉書の原文
January, 2014
Dear Mr.President,  
  New Year's greetings of Peace from Okinawa. It is 68 years Since US military bases have been deployed on our small island. During this time、the non-violent heart of Okinawa may have given the impression that we accept the presence of the bases.  Well, Mr. President, after 68 years we need to tell you that we cannot accept the present plans for Okinawa. These plans show an undemocratic a lack of respect for the majority of local opinion. They are discriminatory by their insistence that a new base can only be built on Okinawa. Finally, there is the fear that plans for land reclamation off Henoko would cause untold ecological havoc.
Mr. President, after 68 years we’ve done our part。 It’s time for a return to the peaceful seas and skies of our island. To achieve this end and with the conviction that this is the will of the vast majority of Okinawa’s citizens, it is necessary that the following steps be taken.
The immediate and unconditional removal of Futenma Air Base along with the cessation of all osprey activities.
2)  The scraping of all plans for Henoko and Takae.
    
I have read and understand this message. And I hereby approve it.
   (上記の文章を読み、理解した上で、署名する。)+

  Respectfully,  署名_______漢字で結構です________________

葉書の日本語訳(これは郵送しませんが、必ずお読み下さい。)

オバマ大統領殿
沖縄から新年の平和のご挨拶を申し上げます。私たちの小さな島沖縄が、米軍基地に接収されてから68年もたちました。沖縄の人々は非暴力の心を持っており、そのため私たちが基地の存在を容認しているとの印象を与えたかもしれません。大統領殿、68年も過ぎた今、私たちは現在の沖縄における基地建設の計画に対して、決して容認できないことを明確にお伝えします。今の基地建設計画は、非民主的で沖縄県民の大多数の意思を無視しています。新基地を沖縄だけに押し付けるのは差別以外の何ものでもありません。最後に辺野古の埋め立て計画は大変な環境破壊を引き起こす恐れがあります
沖縄は68年という十分に長い間軍事的役割を担わされてきました。今はもう沖縄に平和な海と空を返す時期です。私たちはこの目的に向かって、沖縄県民の大多数の意思に基づいて、以下のことを要請します。
1)普天間基地の無条件即時返還及びオスプレイの活動停止
2)辺野古及び高江の基地建設計画の撤廃

上記の文章を読み理解した上で署名する
敬意をこめて、署名

2014年1月9日木曜日

文科省検定基準改定のパブコメに意見を出しましょう!


エネルギーに続いて、教科書検定のパブコメも募集中で、締切が迫っています。
以下、子どもと教科書全国ネット21の俵さんからのメールを転載します。
ご参照ください。

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俵義文です。
文科省が実施中の検定基準改悪のパブリックコメントの募集締め切りが迫ってきました。
ぜひ、多くの方が反対意見を送られるよう、再度、パブコメの文案をつけて送ります。

この文案は、出版労連教科書対策部作成のものですが、了解を得て転載します。

【文部科学省パブコメの方法(文科省意見公募要領より)】
(1)提出手段 郵送・FAX・電子メール(電話は不可)
(2)提出期間 平成25年12月25日~平成26年1月14日必着
(3)宛先 住所:〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
文部科学省初等中等教育局教科書課宛
FAX番号:03-6734-3739
電子メールアドレス:pckentei@mext.go.jp
※件名に【検定基準改正案への意見】と必ず記入してください。ウィルス対策の
ため、添付ファイルでの提出は受け付けていません。メール本文に意見を御記入
下さい
【意見提出様式】
 文部科学省のHPにあるにある意見提出フォームを使う方が楽という意見もあります。
どちらでも構いません。

 応募には添付ファイルは駄目です。添付ファイル不可のMLもあるので、出版労連教科書対策部作成の文案は貼り付けておきます。
これをこのままコピーして貼り付けて、送っても結構ですが、できるだけさまざまな意見があることを示すのがよいと思いますので、可能なら適宜変更してください。一部でもかまいません。
応募要領は次のとおりです。

「検定基準改正案への意見」
・氏名 ・性別、年齢
・職業(在学中の場合は「高校生」「大学生」など在学する学校段階を表記。)
・住所 ・電話番号 ・意見
※複数の論点について御意見をお寄せいただく場合には、とりまとめの都合上、
論点毎に別様としてください。(1枚1意見、1メール1意見としてください。)

【検定基準改定の概要】【検定基準新旧対照表】

文科省HPにPDFで掲載されています。是非ご覧ください。

以下、出版労連教科書対策部作成のパブコメ案です。

義務教育諸学校教科用図書および高等学校教科用図書の検定基準(以下「検定基準」)の改定に反対する。今回示された教科書検定基準改定案(以下「改定案」)は、以下の理由により絶対に容認できないので、撤回を要求する。

理由① 安倍首相と自民党の歪んだ教科書認識を教科書に押しつけるものである。

改定案の根拠である「教科書改革実行プラン」(20131115日付)の認識は、教育基本法と学習指導要領が変わったのに、教科書が変わっていないというものである。これは自民党「教育再生実行本部」やその下部組織「教科書検定の在り方特別部会」が繰り返し述べてきた、「教育基本法が改正され、新しい学習指導要領が定められたにもかかわらず、いまだに自虐史観に立つなど、問題となる記述が存在している状況」という認識をストレートに反映したものとなっている。これは自民党が教科書攻撃を行ってきた勢力と共有する認識であり、そこにあるのは教科書を通じて歪んだ歴史認識を子どもたちに植えつけようとする政治的思惑である。現に下村文科大臣は20131115日の記者会見で「これは自民党の方の教育再生実行本部の特別部会からの提言を受けて、この教科書改革実行プランを今日発表している」と述べている。

「自民党の提言」は、2013627日の「議論の中間まとめ」以降出されておらず、現時点では公表されているかぎり、これが最新である。政権党とはいえ私的組織にすぎない政党の最終決定でもない文書に基づいてこのような重大な決定を行うことは、教育行政の私物化というべきである。このような政治的背景があることは事実であり、20131220日の教科用図書検定調査審議会第2回総会でも審議委員から言及があったところである。

理由② 歴史の事実についての解釈権を政府が有することは許されない
改定案の意味するのは、要するに「通説的な見解」の決定権を政府が有するという主張にほかならない。「政府見解」が常に正しいものではないことはいうまでもないにもかかわらず、それを義務的に掲載させるというのである。これらが南京虐殺の犠牲者数や慰安婦問題、領土問題などを意識したものであることは明白である。そもそも教科書記述の正しさは、政治によって決められるものではなく、学問研究の成果によって担保されるものである。従来もこれらの問題については「政府見解」を書くよう求める検定意見がつけられてきたが、改定案はこれを合格要件とするものである。それは教科書を政府のいわば「広報誌」に変質させることにつながる。
これが憲法の保障する言論・表現・出版の自由、学問・良心の自由に抵触することはいうまでもない。さらに日本政府も批准している「政治的及び市民的自由に関する国際規約」(「自由権規約」)第19条にも抵触する。これらの自由は出版という営みの成立基盤である。改定案はこれらを蹂躙するものであり、出版労連として絶対に許すことはできない。

理由③ 「近隣諸国条項」を空文化させ、アジア諸国との関係を悪化させ緊張を高める
政府見解を書かせた検定済教科書を授業で使用することが義務づけられた現在の制度下では、改定案はナショナリズムを煽ることにつながらざるをえない。これは東アジアの政治的緊張をいっそう激化させ、将来に大きな禍根を残すことになることを懸念するものである。

下村文科大臣は前出の記者会見で、現行検定基準の「近隣諸国条項を排除してつくるということは入っていない」と述べたが、改定案に従えば「近隣諸国条項」は空文化する。いわば「解釈改憲」的手法で中国や韓国、アジア諸国からの批判をかわしつつ「近隣諸国条項」を実質的に廃止するものである。

理由④ 教科書の職場に大きな混乱をもたらす。

 文部科学省は、検定基準の改定を発表する一方で、来年度の中学校教科書の検定申請受付日程を教科書発行者に通知した。現在、各教科書発行者では中学校教科書の申請本(いわゆる白表紙本)の編集作業に追われて長時間過密労働が続いている。検定基準の改定は、この状況をさらに悪化させる。これまで積み重ねてきた編集内容が、教科書検定基準変更によって水泡に帰す可能性すらある。これは、いわば試合が始まってからルールを変更するに等しい行為であり、その不当性は明白である。

改定案の問題は以上に尽きるものではないが、これだけでも改定案が許すことのできないものであることを改めて強調する。出版労連は、重ねて改定案の撤回を要求するものである。

以上


子どもと教科書全国ネット21
Children and Textbooks Japan Network21(CTJN21)
℡:03-3265-7606 Fax03-3239-8590
2014年1月1日水曜日

支える会メルマガ第91号


明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。
里帰り直前にメルマガ発信しましたので、HPへのアップが遅くなりました。
ご容赦くださいませ。(OK)

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◇□下関労働教育センターを支える会・メールマガジン□◇
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◇□      「海峡からの風」電脳版      □◇
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◇□    第91号2013年12月30日    □◇
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【はじめに】
 クリスマスおめでとうございます。
 毎年、センターでクリスマスの祈りと支える会の忘年会的なことをして来ましたが、今年は皆の都合が合わなかったので開催できまず、静かなクリスマスになりました。
 今年はセンターにとって、嬉しい1年であったことは間違いありません。しかし、このご時世、「抗う拠点」としてこれからも益々その存在意義を問われることとなります。
 新しい1年、共に力を合わせて進みましょう。よろしくお願いします。

【センター行事・講座】
■センター年末年始休館 12月29日-1月5日

□中国語講座 1月7,14,21,28(火)

■nikiのボーカル講座 1月8,22(水)9,16,23,30(木)

十日会 1月10(金)

■むらさきつゆくさの会 1月18(土)

□第84回木曜ホームシアター
1月23(木)  13:30-,19:00-
参加費300円

□アレンジメント 1月29(水) 13:00-

●○会議・定例会利用その他○●
JCNA定例会 1月11日
10フィート 1月14日
抱樸館評議会 1月27日
2.11集会  1月31日

★☆★関連行事・行動★☆★
社会教説学習会 林尚志神父指導
1月19日(日) 彦島カトリック教会
1月26日(日) 長府カトリック教会
2月02日(日) 益田カトリック教会
2月09日(日) 細江カトリック教会
2月16日(日) 岩国カトリック教会

第2回新春国際交流カフェ
1月12日(日) 13:00~16:00
下関市勤労福祉会館 4階 ホール
下関に滞在しているいろいろな国の方たちと世界のお茶を飲みながらお話してみませんか?
13:00~13:30 オープニング
14:30~15:00 ファッションショー
15:30~16:00 平家太鼓&平家踊り
無料 世界4か国のお茶が楽しめるカフェたい券500円(先着200枚)
TEL & FAX 083-250-8629 携帯 090-2000-6521(石井)
主催 しものせき国際交流ねっと

原発とめよう!九電本店前ひろば『 1000日目 記念の集い 』
1月13日(月・休日) 午後1:30~
農民会館 4ホール (福岡市中央区今泉1丁目 092-761-6550)
参加費: 1500円(飲食含)
主 催: 「1000日目記念集い実行委員会」 
連絡先: (080-6420-6211 ・y-aoyagi@r8.dion.ne.jp)

「祝の島」上映会@宇部
2月1日(土) 13:30-
宇部市シルバーふれあいセンター2Fホール
前売800円(当日999円) 中高大生500円
080-2296-1953、ohayo-noen@docomo.ne.jp
主催:「祝の島」を観る会うべ

伊方原発再稼動によって瀬戸内の海はどうなる?ー福島沖の海洋汚染に学ぶ
講演:湯浅一郎さん(NPO法人ピースデポ代表、環瀬戸内海会議顧問)
「福島の海洋汚染は?瀬戸内の放射能汚染の危険性」
2月1日(土) 17:30~20:00
まちづくり市民交流プラザ・マルチメディアスタジオ(広島市中区袋町6-36袋町小学校となり)
参加費:1000円
共催:伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・広島/上関原発止めよう!広島ネットワーク/森と水と土を考える会/ピースリンク広島・呉・岩国
(連絡先 090-3373-5083 新田秀樹)

【編集後記】
 1年を振り返ろうかと思ったが、この一ヶ月だけでもげんなりすることばかり。
 色んな、多くの反対意見を無視して秘密保護法が強行採決された。今はかろうじて知る事のできる福島原発の被害が隠され、原発輸出に関わる国家間の取り決めも知らされず、反対のデモに参加して不当に逮捕された人のことを守ろうとすると逆に罪に問われ、取り調べ可視化どころか密室で弾圧される、そんな日は「きっと来る」。
 「おもてなし」の心で東京にオリンピックを招致した人は、お金の「おもてなし」を受けたことで辞めちゃいました。彼は「徳○会」と「医○会」の争いの中で人身御供にされちゃったんだろうな。
 どさくさにまぎれて、武器輸出三原則は完全に骨抜きにされ、「戦争する国」への道を歩み出した。どさくさにまぎれて靖国神社に参拝したかったのだろうが、さすがのアメリカもあきれ顔。アメリカに完全に弱味を握られ、十分な条件交渉もできない状態で山口では岩国への艦載機先行移駐、沖縄では辺野古移設、奇しくも入院中の知事からゴーサインを導き出した。
 不当逮捕されたくないので、新しい年への希望は「秘密」にしておきます(笑)。
 皆様にとって新しい1年が幸多かれと祈りつつ・・・。